サンシャインゼウス

ゼウスとの出会いは、俺がまだ八木の頃やねん。

本社で店長とバイトリーダーの集まりがあって

俺は八木の店長として八木のバイトリーダーを連れて行ったんやけど

ゼウスは新大宮のリーダーとして現れてん。

しかも遅刻してきてん。

なんか店長より店長らしい空気感で店長を従えてる感じでピアスを付けて髭を生やしてポケットに手を入れて「うっす!」とか言いながら現れてん。

当然やけど飲食業界として、髭もピアスも禁止やねん。

おいおい

ヤバい奴が来たぞ。

ただのヤンキーやん。

それでいて身長190超え。

こいつ絶対になんか勘違いしてるやん。

関わりたくないわー

って思っててん。

のちにその時の逆からのゼウスから見た俺の感想を聞いてん。

ゼウス「うわっ、見た事ない社員の人がおる!なんかヤバそう!チャラっ!絶対にイケイケやん!」

お互いほぼ同じ感想やったみたいやわ。

そして

いきなりゼウスから話しかけられてん。

どんな目上の人に対しても偉そうな男が

当時まだ新人の俺に話しかけてきてん。

ゼウス「あなたがコヤチさんですか!はじめまして!日報毎日見てますよ!めっちゃ面白いですね!あんなネタだらけの日報を書いてるくらいやから、失礼ですけどもっと陰キャやと勝手に思ってました!それとは真逆の、なんかヤバそうな人がおるなと思ってたら、まさかそれがコヤチさんやったとは、驚きました!これから関わる事もあると思うんで、宜しくお願いします!」

めっさいい子やないか。

その後

俺は新大宮へ異動になって

このゼウスとコンビを組む事になって

本社から

最も言うこと聞かん社員と最も言うこと聞かんアルバイトをくっつけてもうたー

と言われて

周りからは

絶対にぶつかる絶対に喧嘩すると言われたけど

2人で毎日のように難波のクラブへ行きまくったわ。

そして年明けくらいに

ゼウスをイジった伝説の日報を書いてん。

それがこれ。

空前絶後の〜

超絶怒涛のバイトリーダー!

居酒屋を愛し、居酒屋に愛された男〜

キッチン、ホール、ドリ場、全てのポジションの生みの親〜

そう、我こそは〜

身長191センチ、体重70キロ、貯金残高75万円!

キャッシュカードの暗証番号は2441、財布は今、スタッフルームに置いてます!

コヤチさん、今がチャンスです!

もう1度言います!

2441、ツヨシー(本名)って覚えてください!

そう、全てを曝け出したこの俺は〜

サンシャイン〜

ボフッ

イエェェェイ!

ジャスティス!」

この日報で、彼は社内で一躍時の人となってん。

あっ

本名書いてもうた。

まぁ、いいか。